世界選手権5年連続出場 トライアスロン
自分が決めたことだからブレない。 いつでも気持ちは「今しかない」!
伊藤 弥生
[いとう やよい] 1987年生まれ 24歳
行橋市出身 アジア選手権大会6年連続出場(2006年優勝)世界選手権4年連続出場 日本トライアスロン連合強化選手 ウィングスTC城野所属

0歳から水泳を始め、九州大会などにも出場する選手だった伊藤弥生さん。 18歳の時、コーチからトライアスロンを勧められ、19歳で本格的に開始。初めて挑戦した2004年の福岡トライアスロンフェスタでいきなり優勝して自信をつけたが、2ヵ月後の門司の大会では自転車のパンクにより最下位に。 悔しくて、このまま終わらないぞ!と逆にやる気を出した。
その後、各大会で優勝を重ね、2006年のアジア選手権中国大会でも見事優勝した。

実は高校卒業後、保育の専門学校へ進む予定だった伊藤さんは、トライアスロンで生きていくことを決意した時、最初は両親から猛反対を受けた。 けれども「自分がやりたい!と思えることが一番大事」と強い意思は変わらなかった。レースの結果はもちろん良い時も悪い時もあるが、回りからやれと言われてしているわけではないので、上手くいかなくても心がブレることはない。いつでも「今しかない」という気持ちで挑んでいる。

2007年に初挑戦のフルマラソンでは失敗したが、今年24歳の誕生日当日の大会に出場して優勝を果たすなど、不屈の精神の持ち主。 子どもが大好きで、念願だったキッズの指導にもあたっている。コーチと生徒、両方の立場から新しく吸収できることも多い。 仲の良い2人の妹と家族、まわりの人、子どもたちからも力をもらい、目指すはオリンピック。 そして教え子から選手の誕生やトライアスロンの普及など、やりたいこと・夢は尽きない。